当社、市村工務店では、「まちづくり交流プラザ」会場に、「日本の伝統建築文化の継承」をコンセプトに展示を行いました。
正面には、国宝・羽黒山五重塔の4メートルの写真をかかげ、平成14年の修復を弊社で承った際に慶長13年の修復をした時の山形藩主、最上義光や宮大工、鋳大工の名が刻まれていた宝珠(五重塔の屋根の一番上にあり、最も大切とさている)を撮影。
それを今回模型にしたもの、実際に使われていた屋根葺と羽黒山五重塔の模型、図面を展示しました。

ブース内側には、「宮大工の育成」をテーマに、これまで作成してきた、多宝塔、仁王門、法隆寺・夢殿、金閣寺の模型を展示。表面に展示した羽黒山・五重塔と含め、5棟の模型は、すべて本物の建築物の縮小版として細かい部分まで違わずつくってあります。各模型には、制作工程や図面をパネルにて説明しました。
また、現在は使われなくなったが、実際、過去に大切に使い込まれていた宮大工の道具、鑓鉋も展示しました。

 
さまざまなのみを使い分け見事に彫られていく過程に、多くの方々が引き寄せられ、質問されている方、撮影されている方とさまざまでした。残念なことに、現在、この彫刻師の後を継ぐ人はいないようで、伝統の技が途絶えてしまうことを危惧する日々です。

此の度、全国より一級建築士の皆さんが山形に集っていただきました。模型や彫刻実演を熱心にご覧いただけたこと、大変うれしく思います。
当社は、一般建築から木造、歴史建築物、社寺仏閣、土木、さらに、住宅、リフォームを設計から施工まで一貫して行っている建築会社です。建築物を通して、地域の皆さまに貢献するため、職人に限らず、すべての社員が「最高のものをつくろう」という想いで日々の業務を遂行しています。
同時に、明治25年の創業以来守り続けてきた、伝統の技と心意気を後世に受継いでいきます。弊社は、2年後に創業120周年を迎えます。今後、150年、200年、300年、その先、未来永劫、企業を継続させ、宮大工の育成を続けていくことが弊社の使命です。 |